管理職の転職がうまくいかない理由

管理職は支払われる給与が高い分それ相応の経験やスキルを求められるため、一般の転職よりも難しいとされています。
管理職の転職において、転職がうまくいかない理由とは何か、具体的に挙げていきましょう。

まず一つ目のケースは、「前職で管理職の経験がない」場合です。
この場合応募できないものがほとんどですが、まれに管理者候補が含まれている求人もあります。
すると、管理者の経験がない人も応募することができます。
ただし、候補はあくまでも候補なので、一般社員と同じ形での入社となります。
つまり、長い時間をかけて管理職を育てる求人です。
そのため、若い世代を求めているものが多く、ミスマッチな結果となります。

二つ目のケースは「前職の会社と転職先の会社の規模が違い過ぎる」場合です。
この場合、求人情報で社員数情報などが確認できますので、そこで判断すれば良いのですが、見誤ってしまうとミスマッチな結果となります。
同じ管理職であっても、会社の規模により管理する範囲が異なります。
大企業の場合仕事が細分化されていることが多く、いくつかのセクションに分かれており、そのセクションのみを管理することがほとんどです。
一方、中小企業の場合、多少のセクション分けはあるものの、それほど多くはありませんので、会社全体の管理をすることになります。
そのため、管理・経営の知識と、会社で行っている事業の知識や技術を身につけておく必要があります。

いずれのケースにおいても、管理者としての判断能力が求められると言えるでしょう。