うまくいかない原因を知ることが大事

転職を希望している人は、多かれ少なかれ給与額を気にするものでしょう。
二十代であればこの先の可能性を考慮し、給与面での優遇を受けられるケースも珍しくはありません。
ところが管理職の場合、ほとんどの場合転職すると前職よりも給与が下がってしまいます。
このことが、管理職の転職がうまくいかない理由の一つです。

確かに前の職場では管理職をしていたのですから、高い実績を持っている証拠にもなります。
そのため新しい会社も、本来なら高い給与を提示するべきです。
ただし、肝心の実績そのものが新たな仕事の内容とはほとんど関係ないものである場合、転職先の会社としても良い条件を出すことはできないでしょう。
そこで、管理職に就いていた人が転職する際は、給与が下がっても妥協するか、自分の経験や実績が活かせる職場なのかをもう一度検討し直す必要があります。

他にも管理職が転職する場合に大きな壁となるのが、人間関係です。
忘れてはならないのが、転職した先ではあくまでも新入社員であるということです。
おまけに上司が自分より十歳以上も若いといったこともあり得ます。
そうなると、当人がやりにくいだけでなく、企業側も扱いにくいと判断して、履歴書を見た時点で断られてしまいます。
また管理職の経験者は中高年の方が多く、知識や技術を習得するのに若い人に比べてどうしても時間がかかる傾向が高いです。
すると採用を見送られてしまい、結果として、転職がうまくいかないということになってしまいます。

なお、管理職に関わらず、一般的な転職失敗例やその対策などを知りたいのなら、【あなたの転職はなぜうまくいかないのか】というサイトを覗いてみてください。